最終更新日:2025.01.27
『いぼ・イボ』について解説します!

『いぼ・イボ』とは
『いぼ・イボ』とは皮膚にできる小さなできもののことで、患者様が「いぼ・イボ」といって来院されるものには主に、ウィルスが原因であるウィルス性疣贅(ゆうぜい)、首や脇などにできやすい軟性線維腫、加齢に伴ってできることの多い脂漏性角化症があります。
ウィルス性疣贅
手足にできやすい尋常性疣贅(ゆうぜい)、顔や手の甲などにできやすい扁平疣贅(ゆうぜい)、外陰部にできる性感染症の1種である尖圭コンジローマなどがあります。
ここでは、尋常性疣贅(ゆうぜい)について概説します。
尋常性疣贅(ゆうぜい)の原因
ヒトパピローマウィルスが皮膚の小さなキズから侵入し、3~6ヶ月潜伏した後に発症します。
尋常性疣贅(ゆうぜい)の症状
手のひら、足の裏、指などにできることが多く、表面がザラザラした数mm~数cmの大きさになります。通常は痛み、かゆみなどの自覚症状はありません。
尋常性疣贅の治療法
液体窒素凍結療法
マイナス196度の液体窒素を用いて低温でイボを凍結し、細胞を破壊して自然治癒を促します。
特徴:最も一般的な治療法で、1,2週間毎の複数回の通院が必要なことが多いです。
副作用:凍結による痛み、皮膚の水ぶくれなどが起こることがあります。
サリチル酸軟膏塗布
サリチル酸を含む薬剤を使用して、角質を徐々に溶かしながらイボを取り除きます。
特徴:自宅で治療が可能です。比較的穏やかな効果があり、治療期間は数週間から数か月かかることがあります。
副作用:健康な皮膚を傷つける可能性があるため、患部だけに塗布するよう注意が必要です。
ヨクイニン内服
ハトムギの成分であるヨクイニンを内服することで、免疫力を高めていぼを改善させます。即効性はありませんが、液体窒素による凍結療法にて色素沈着が問題となりやすい顔面の扁平疣贅ではまずヨクイニン内服のみで様子をみることもあります。
その他の治療法
レーザーや電気メスにより、いぼ・イボの組織を物理的に破壊したり、外科的に切除する方法などがあります。
生活上の注意点
- ウイルスは皮膚の小さな傷から侵入しやすいため、皮膚を清潔に保ち、保湿も心がけましょう。
- ほかの人にはうつりにくいですが、タオルや靴下などは他の人と共用しないようにし、特に家族間でも別々に使用することが望ましいです。
- お風呂の足ふきマットは頻繁に洗いましょう。
- 小さな傷でもウイルスが入りやすくなるため、ひっかいたり、つぶしたりしないようにしましょう。特にイボがある場合、それを引っ掻くと他の部位に広がることがあるので注意が必要です。
- ほかの皮膚にうつって広がるので、カミソリでの深剃りは避けましょう。